10年目のキセキ
2017.07.23
願っていた夢が叶いました。
お母さんと写真を撮りたい
お母さんを抱きしめてあげたい
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家族って色々な形があって
親に対する思いも十人十色。
そんな中で、家族が大好きだと
声を大にして言えることは幸せだなぁと感じます。
10年前の15歳、
余命数カ月のお母さんに
背を向けて実家を出ました。
中学卒業とともに高校の寮生活のスタート。
あの頃はバレーに夢中だったというか
お母さんの痩せて弱っていく姿を見ているのが
辛くて作った口実だったんじゃないのかなって
今になって思う。
今となってはバレー人生は財産だけれども
きっと逃げてたのかな。
最期の日は
手しか握れなかった。
最期に力強く握り返してくれた
お母さんの手は一生忘れられない。
「あの最期の2週間そばにいてあげられたら」
あの時逃げた弱い自分を恨んで、憎んできた10年間。
苦しかった、辛かった、悲しかった。
何のために生きてるのかわからない時期もあった。
今年で亡くなって10年目の節目の年。
今年は本当に奇跡のようなことがたくさん起こる。
過去の自分を対話することを
教えてくれたたっちゃん
たっちゃんのおかげで
10年間思い出せなかったお母さんの声が聞けた。
そして何よりも、10年間恨み続けた
自分の気持ちを浄化することができた。
自分を許せたら
爪をむいてしまう、ある意味自傷行為も相当減った。
泣くことも、弱音を吐くことも怖くなくなった。
嫌な時は嫌だよって
無理な時は無理だよって言えるようになった。
良い意味で手を抜けるようになった。
誰のためとか過去とか未来とか関係なく
今この瞬間を大切にしようと思った。
そして色々な人と触れ合いたくなった。
直感を信じて動けるようになった。
だから旅にも出た。
人は助けられて生きてる。 - いつだってシンプル。
愛情って
家族からもらうだけじゃないんだってわかった。
感謝したり学べることって
人と関わるから生まれるものだってわかった。
わがままなんだけど、
きっとお母さんからもっと愛情が欲しかったんだと思う。
それにすごく固執してた。
だけど、そうじゃなかったんだね。
出会って関わっていく人たちにたくさんの愛をもらって、
私もたくさんの愛を返す。それで良かったんだね。
そして
キセキみたいなタイミングで望んでいた夢を
カメラマンのカメさんが叶えてくれた。
*カメさんと
カメさんのことを紹介してくれた大好きな丹羽さん*
小さい頃はお母さんにいっぱい
抱きしめてもらってた。
嬉しい時、悲しい時、ケンカして仲直りした時
母のぬくもりは無限大だった。
だからこそ
お返ししたかった。
結婚式が終わっちゃったら
花嫁姿になんてなれないから
どうしても9月前に撮っておきたくて。
お母さんと2人きりでね。
カメさん、ありがとうございます。
お母さんも喜んでると思います*
9月の結婚式、たくさん笑ってたくさん泣いて
たくさん感謝します。
そしてたくさんの愛を、みなさんと。