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がん検診レポートと今の想い

先日、乳がん検診(触診、エコー)と

子宮頸がん検診(細胞診)を受けてきました。

 

受けたいけど、、とためらっている方が

検診ってこんなに気軽に受けられるんだ!

と安心できること、

ちょっぴり背中を押してあげられればな、

と思って書いてみます。

 

 

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乳がん検診は7年ぶり。(私いま26です)

母が乳がんで他界しているので、

当時の私は極度の心配性で、

何故か成人前に一度受けています(^_^;)

今考えたら早すぎるわ。笑

まぁマンモグラフィーを受けたわけではないし

(被曝の観点から)それで不安が解消したから

良しとしましょう。

それからぶりの検診。
結婚を機にと思っていましたが、中々受けられず。
乳がん検診は定期検診にはちょっと早いかな

(年齢、今の自分の環境的に)と思っていますが、

子供が産まれて授乳が始まる、子供優先にして自分の体を疎かにしてしまう時期こそ、定期的に受けたいなと思っているところです(^^)

 


子宮頸がん検診は2年ぶり。
ちなみに30代前半の姉が子宮頸がんです。
(本人には記載許可済み)

子宮頸がんは、性交渉を経験した女性なら

誰しもが発症する可能性のあるがんなので、

遺伝性のものではありません。

姉ががんだと公表したのは、

がんが身近であることを伝えたかったからです。

 

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今回は埼玉県さいたま市浦和区のクリニックさんに

お世話になりました。


そう、受けたい!と思っても検診費がネック(´-`).。oO

環境は人それぞれ。

20代で「そんなことにお金使うくらいなら友達と遊ぶー!(そんなことって言ったらとても語弊がありますが、リアルな気持ちだと思います)」って方もいるでしょうし、

30代、40代となるにつれて子どもにお金がかかって...

と自分にお金を中々使えない時期もありますよね。


「レディースドック」みたいな感じで

色々セットになってると数万もするんですよね。
私も考えのベースに、基本的に検診は保険対象外なので、シンプルな内容で少しでも安いものを。
もちろん人間ドックみたいに、

色々調べて貰えば安心なんですが、

今回はシンプルに乳がんと子宮頸がん検診に絞りました。

 

目標は1万円以内!

私はいつも検診予約には【ここカラダ】というサイトを

利用させていただいています。
サイトに飛ぶと希望する検診の種類、県名を入れると

一覧が出てきます。
結果的に
乳がん検診(触診・エコー)
・子宮頸がん検診(細胞診)
の2種類で9000円!これに決めました!

 

ネットで予約後、クリニックからの予約確認の電話と

数日後に郵送物が届きます。

(当日の日程詳細や注意事項、事前記載書類)

 

事前に郵送されてきた問診票と、個人情報保護の同意書にサインをして当日を迎えます。

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クリニックに到着をしたら、説明を受けて検診着に。

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(写真なくても良かったんですが、

文章だけだと寂しくなっちゃうので載せました笑)

 

***

子宮頸がん検診は、産科にある診察台に乗って

女医さんが膣に綿棒を入れて細胞採取して10秒で終了。
はやーーーーっ(・Д・)
痛いイメージあるかもしれませんが、

器具入れる時にひゃっとなりますが、それで終わりです。
ちなみに月経中は受けられないので、

もし被ってしまったら別日に予約し直します。
私は前日月経終了したばかりだったので、

受付の方に確認したところ、

「経血が出ていなければ大丈夫です^^」とのことでした。

 

***
乳がん検診は、座ったまま、頭の後ろ側に手を回すポーズを数分とっている間に女医さんがくまなく触って調べます。(以前受けた時は寝てバンザイで触ってました)
自覚症状があればその時に先生に話せば聞いてもらえます

(触診前に聞かれました)。

その後はエコー検査。
個室で検査着を開いて胸に温かいジェルをつけてもらい、

胸から脇まで丁寧にエコーでチェック。
自覚症状、心配事があれば聞いてOK。
私は興味津々にエコーを見ていたので
「ここ乳腺で、筋層、肋骨、これがリンパ節だよー」
と解剖を教えてもらったので、

質問はバンバン答えてくれそうな感じでした。


待ち合いも含め45分で検診終了。
結果は3-4週間後に自宅に書類が郵送されてきます。
もし異常が見つかれば、説明も求めることができると思います(予約時のネット情報)


検診の雰囲気ですが、
検診に積極的なクリニックさんでしたので
とにかく回す!!待ち時間も短かったです。
スタッフの動きが多い分、対応がドライかなーと

思っていたのですがとても丁寧でした^^
利用者層は30代から60代が多かった印象です。

そして意外とご夫婦で受けている方が

たくさんいらっしゃいました。
職場の人間ドック受けにきたり、

個々での事情があると思いますが、

やっぱりパートナーとしてお互いの体は大切ですよね。


医療機関によって雰囲気は異なってくるところですので、行ってみないとわからないところではあります(^^;

男の先生はちょっと...というときも、

ネットで女性の先生がいる医療機関も調べられます*

 

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*まとめ*

・検診セット(ドック系)もあれば、単品検診もある。

何万も払わなくても検診は受けられる!
・気軽(予約、結果は郵送、時間等)に検診を受けられる

 

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ここからはわたしの想い。

検診のことだけ知りたかった方はここまで^^



自分の人生は自分で決めてほしいから、
昔ほど検診絶対受けて!と言わなくなりました。

なんだろう、すごい複雑なんだけど、
言葉で表すのすごく難しいんだけど、
あなたはあなたの人生でしかなくて
私が背負うものではないから。

病気になったらなったで、治療せずにありのままの生涯を全うするのであれば、必要ないかもしれないし。
それは人それぞれの思いかもしれない、
年齢かもしれない、時期なのかもしれない。

ただ、もっと早く
検査を受けて見つけていれば助かったかもしれない人を
見つめていた経験をしているから。
その人には生きていて欲しかったし、
本人も生きたいと思っていたから。


私は生きたい理由がある。
だから検診を受けるし、
共感してくれる人には検診を勧めたい。

 

ただ、がんや病気が悪いとは思っていない。

がんになったからといって笑えないわけじゃない。
がんになって良かった!
と声を大にして言う方を私は知っているし
それ個性という人もいる。
色々なことに気づけるきっかけだったりする。
もっともっと我慢せずやりたいことやりなよ!

体が悲鳴あげてるのに仕事してない?

笑いたくもないのに無理やり笑ってない?
ってサインだったりもする。
病気は全て悪じゃない。それは障害もいっしょ。
病気、障害=不幸ではない。

 

私も引きこもり時代はしんどくて

生きてる意味あるのかなって思ってたけど

気づけたことたくさんあったし

やりたいことも見つかった。

でもやっぱり乳がんになった母親を見て、

取り残されて、色々な想いを抱いたから

体は壊したくないなと思ってるのが本音。

だから検診は受ける。なっても早く見つける。

選択肢を自分で狭めない。

 

 

検診の話に戻るけど
勘違いして欲しくないのは

話題性だけでとびつかないでほしいこと。

 

北斗晶さんが乳がん公表したときも

小林麻央さんが亡くなったときも

話題になったから乳がん検診に行く人が

一時的に殺到したみたいだけど

検診ってそもそも定期的に行くものだし、

一回行って安心するものでもない。

それに乳がん検診だけでも検診の種類はいくつかある。

私は20代ではマンモグラフィーは必要ないと思ってるし、

それぞれの検診のメリットデメリットを

把握した上で決めてほしいと思ってる。

だから一概に【検診に行ってください!】

とは言わなくなった。勘違いさせないためにも。

 

 

子宮頚がんもワクチンが話題になっていて

今日本からほとんど姿を消してしまった。

でも海外で日本人が真逆のことを研究して

表彰されている。日本はそれをほぼ話題にはしない。

メディアが話題に出さない。

出させないその上の何かがいるのかもしれないけど。

 

個々にワクチンのメリットデメリット、研究データ、

製薬会社のこと、色々調べているなら良いと思う。

 

でも話題性だけで障害が出るから

ワクチンを受けさせません!

って子どもに受けさせない親がいるとして。

じゃあその子どもが性交渉をするようになった時、

がんになる可能性があるスタートラインに立ったという

性教育をしてるのか?

赤ちゃんができる仕組みとか避妊とかも大事だけど

がん検診という選択肢を提示しているのか?

その辺がすごく気になっている。

 

事実、子宮頚がんは増えている。

ワクチンを打たないからなのか、

がんになりやすい生活を現代人が送っているからなのか、

その答えは誰もわからない。

原因は一つじゃないから。一人一人の生活は違うから。

 

話脱線しまくってごめんなさい。

でもそれが今のわたし。

 

***

将来生きていく人たち
(自分の子どもや日本の子どもたち)
の首を私たちが締めないためには...
と考えた時にできることは国の医療費を減らす。
では、私ができることは?
病気になる前に予防していく。
ピンピンコロリで人生を終えるためには、
何ができるんだろうって考えたりしてます。
病気にならないための食生活だったり、
体づくりだったり、ストレスとの向き合い方だったり、
自分の見つめ方だったり、
今の自分の体を知ることだったり、これ!といって
専門的に勉強しているわけじゃないですが、
その辺りをゆるーく日々を感じながら学んでいます。

その中で今の自分の体を知る、
少しでも病気を早く見つけるための
一つの手段としての検診、と思って受けています。

それから私は家族6人中、2人はがんサバイバー。
2人とも婦人科系がん。
他人事じゃないんですよね、がんは。
仕事柄、終末期の末期がんの方とも
関わらせていただいているのでがんはすごく身近です。
誰でもなる可能性のある病気。

その病気をどう捉えるか。

「がん家系だから」っていうけど

今の自分の生活を、思いを、行動をどう捉えるか。

 


どう生きたいか
どう人生の終わりを迎えたいか
考えてみてもいいのかなと思います。

 

とりあえず私はワクワクしてたい!

ご縁があって出逢う人に寄り添いたい

だからやりたいことはやる。

伝えたいと思ったら伝える。

笑いたい時は笑うし泣きたい時は泣く。

 

***
伝えたかったのは

・自分で調べて決めてほしい

(誰も責任取ってくれないし、色々後悔するから)
・がんは身近であるということ
・検診で助かる命があるということ

 

さぁ、あなたは今日をどう生きる?

 

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