友だち追加

作業療法士っぽい理学療法士

f:id:yumekamo4:20190823180735j:image

こんにちは、めぐです。

今年も前に働いていた桃農園の夏が終わりました。

なんだこの暑さは...4年前よりはるかに暑かったです。

お盆あけて涼しくなりましたね。

気温差にご注意ください。

 

--------------------------------------

 

先日作業療法を語るナイト”というものに

参加させていただきました。

f:id:yumekamo4:20190823163605p:image

※私は理学療法士ですよ!

 

 

主催はとちぎ作業療法研究会さんの

私の地域のお仲間である作業療法士のすまさん。

 



 

 

訪問リハを始めてからもうすぐ丸3年になりますが、

訪問リハ1年目の時、機能訓練として患者さんに“触れる”を

第一選択としていた私は、

2年目に入ってから“触れる”が自分の提供するリハの中で

1番低い優先事項になりました。

もちろん生命に関わるバイタルチェックは

触れて確認します。

でもこちらが体の一部を動かしやすくしようと試みたり、

痛みを手で取ろうとすることは

自分が提供するサービスの中で最後になりました。

 

私が訪問リハ1年目で徒手的な介入をしていた時は、

私の関わる40分は、この方の残りの23時間20分に

どんな影響を与えられているのか?

とずっと疑問でした。

それから、その方が

「やりたいけど一人ではできないこと」を

実現した方が「生きていてよかった」と

思えるのではないのかなと思ったのです。

 

 

4月に職場に作業療法士さんが入職して

指導担当になりました。

私のリハビリを見学してもらって、

最初に言われたことは

「田中さんって理学療法士より

作業療法士や看護師みたいですよね!」でした。

 

 

ー自分は理学療法士なのに、作業療法士っぽい。ー

 

めっちゃ嬉しかったんです。

ただ嬉しい反面、自分の役割を全うできていないのかな、

というなんとも言えない感情。

確かに身体機能的評価や解釈が苦手で、

とりあえずモミモミ、

とりあえず関節動かしていこうみたいなことを

回復期で1年やって、

一度理学療法士ドロップアウトしています。

理学療法士としての役割から

逃げてきたことも事実です。

でも、訪問リハでの需要と供給に関して言えば、

目の前にいる患者さんのニーズと、

自分が提供しているサービスは

間違ってはいないと思っている。

 

どうしたらいいんだ・・・

 

そんな中、このイベントに参加させてもらって

それぞれの分野で悩みながらも、

自分たちの価値を見出すために

頑張る作業療法士さんたちの存在を知りました。

やっぱり行動を起こしている人はいて

ちゃんと少しずつ組織内で結果が出ていて、

でも国から求められていることとの

ギャップがあり、色々悩ましい中頑張っていて、

泥臭くがんばる作業療法士さんを

前よりずっとずっと好きになりました。

 

語るナイトということで私も

お話させてもらったんですが、

私は作業療法士さんの背中を押したくてこれを。

f:id:yumekamo4:20190823171324j:image

今回は私のプレゼンは置いておいて。

 

 

 

そう、それで

そして私と同じ理学療法士で、

大好きなあんどぅさんが

その場でこんなことを言っていました。

 

 

 

とても簡単に言うと

理学療法士は「人間らしく」

作業療法士は「その人らしく」

を引き出すのが上手であり役割である。

 

 

自分の中でぼんやりと答えが出たのは、

 

私は理学療法士なのに、

作業療法士らしいのが悪いのではなく、

理学療法士なのに作業療法士の視点や

思考があるのは良いことじゃんか!

 

ただ、名だけ理学療法士になってる感じはある。

死ぬ気で取った理学療法士免許。

ちゃんと理学療法士の視点で

身体機能を見ることができて、

作業療法士らしい視点で

在宅の患者を支えられる、

そんな理学療法士になれたら最高じゃん!!

かっこいいじゃん!

 

 

ということで、

身体機能的介入の割合も少しずつ増やしています。

評価して何故そうなっているのか考える。

円滑に体が動くためには、体がどう変わったら良いのか提供する。

 

 

 

 

時に、やりたくないこと からは逃げてもいいけど

やりたくないけどやる必要があるもの からは逃げないようにする。

私もまだまだ弱い人間で、苦手なことからは逃げたくなります。

 

でも私の目標である“ママの居場所づくり”には

身体機能的な評価は必須なのです。

だから、今ちゃんとやる。

ゆっくりだけど、最初は上手く繋がらないけど

でもちゃんと見ようとする。

失敗できるようになった今ならできる気がする。

 

 

「お前ほんとに6年理学療法士やってきたの?」

って思うような私の言動に色々な形で

背中を押していただけると幸いです。

 

 

 

お兄さまがた、素敵な気づきを

ありがとうございます。

また理学療法士頑張る!

 

 

明日は訪問リハビリセミナー!

https://rihawolf.com/8-24/

参加者にきっかけを提供する

4人の運営のサポートをしてきますよ!

 

 

2019.8.23 田中めぐみ