桃ジュース。
とてつもなく久しぶりの更新。
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今年の秋
長く関わった利用者さんが亡くなりました。
私の中ではかなり特殊な方で、
支援内容も思い入れも強くて、
亡くなったあともしばらくおうちの近くも通れず
ちょっとしんどかった。
亡くなってしばらく経った昨日、
ようやく外から家を眺められる道路を通れました。
訪問リハビリを始めた当初は、
結構破天荒に色々な支援してたんだけど(笑)、
役職ついたりスタッフが増えるにあたって、
どんどん自分らしい介入が減ってた中で、
久しぶりに“人によって支援内容を深くしていた利用者さん”でした(それが良いか悪いかは置いておいて)。
当時の破天荒な介入でも今回の方でも、
共通してたのが【食】だった気がする。
“好きなものを食べたい”という願いを叶えるための支援。
病院でもチャレンジして良いところだとは思うんだけど、
やっぱり在宅の醍醐味で。
“最期まで好きなことして死んでいきたい”っていうのは、自分の母親を自宅で看取ったときも同じ。
母さんは
・大好きな花がいつも見えるベランダの横にベッドを置いて過ごしたい
・トイレだけはお世話になりたくない。←(確か前日まで一人で行ってたな)
それができるのが在宅。
ここ数年、疾患管理を勉強したり
自分の部門の底上げをするために、
リスク管理の働きかけを促してきたけど、
原点帰るとその
【本人の希望を叶えながら生活支援をすること】なんだよなぁ。
久しぶりに原点に帰らせてもらった気がします。
そして今までと違うのは仲間の数。
今回は関わったスタッフに私自身が
グリーフケアをしてもらう感じでした。
支援の思い出話して、最期の様子を話して、
自分らの支援は正しかったのか、
最期本人はどう感じただろうか、
色々なことを共有してなんとか立ち直れました。
人ひとりを支えるのに、
私はそれぞれの専門性や人間性がすごく大事だと思うし、
一人で抱え込まないように
チームを確立することも大事だと思う。
今回は本当に色々学ばせてもらいました。感謝。
一緒に飲んだ桃ジュース、
缶だから最期は棺桶に一緒に入れられなかったけど、
お互いの思い出に残ってたらいいな。