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母さんが教えてくれたこと-自分のこと大切にしてますか?-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成30年4月24日   11回目の母さんの命日

いくつで親を亡くしたって、何年経ったって寂しいもんは寂しいよね。自分が生まれた時でも、5歳でも、15歳でも、40歳でも、60歳でも。5年経っても10年経っても。大人になったからさみしいって言えないなんてそんなの辛いもん。さみしいって言うの別に恥ずかしくないから、私は声を大にして言う。今でも母さんに会いたい。

 

人間は気づいた時からいつでも変われる。

昨年10年の節目を迎えて、色々なものを受け入れて心が晴れたと思ったけれど、【10年目のキセキ - いつだってシンプル。今年もやっぱり4月になると気持ちが落ち込む。やっぱしんどい。

2年前までは落ち込む自分が弱いと思っていて、昨年は前を向けた!これで私は最強やー!( ˆoˆ )/って喜んで、今年また落ちた。忙しいヤツだ。笑

でも今年は違う。自分を弱いとは思わなくなった。

あーまた来た。そういう時は休む!ちょっと母さんのせいにしてもバチ当たらない!甘えんぼ末っ子の恵はいつまでも甘えんぼ!(´-`)

なーんて、人のせいにできるようになった。

今まで人のせいにしたくなくて、自分で全部背負ってしまう思考から少し抜け出せた。「性格だからしょうがない」っていう言葉は、もうだいぶ脳みそのすみっこにいった。

自分で線引いてるだけ。自分で決めつけてるだけ。

性格は思考の習慣。禁煙と一緒。習慣は変えられる。人間は気づいた時からいつでも変われるんだ。

 

 

 

何が大切かは綴り続けたからわかった

毎年この日にブログを書いている。私の周りにいる大切な人や、縁あってこのブログに辿り着いていただけた方々に、母が苦しめられたがんに同じように苦しんで欲しくないから、がん検診推進を綴ってきた。がんも2人に1人が罹患する(一生涯のうちだから誤解しないでね)くらい、もう特別視する必要もない身近な病気になってきているけど、苦しいのを見るのはやっぱり嫌だ。

 

4年前

田中 めぐみ - 自分の体、大切にできていますか?みんないつ何があるかわかりません。でも検診で防げる病気があります。... | Facebook

3年前

田中 めぐみ - 自分の体、大切にできていますか?みんないつ何があるかわかりません。でも検診で防げる病気があります。... | Facebook

2年前

田中 めぐみ - 今日はお母さんの命日。 今年で丸9年を迎えました。 私に理学療法士という夢を与えてくれた母。... | Facebook

1年前

自分のこと大切にできてますか? - いつだってシンプル。

 

毎年同じテーマで文章を書くってこの日以外なくて、辿って見ていくと自分の成長を感じる。こう発信する選択肢を取ったのは自分だけど、これも母さんが仕向けた成長の課題なのかもしれない。また今年新たな気づきをもらった。もうこの世にはいないのに本当に不思議。やっぱり母は偉大だ。

 

今までのを見返すと昨年から明らかに違う。

2年前まではがん検診を受けてください!!しか言っていなかったのが、色々な経験をして、色々な人に出会って、色々なものに触れ合って伝えたいことが変わってきている。

「あぁ、そういう意見もあるよなぁ」って自分の中になかった考えを聞いて飲み込めるようになった。今自分が持つ価値観が全て正しいわけではないし、正解不正解なんてなくて、自分が選択した答えが人生になっていく。その時選択した答えに迷ったとしても自分の人生。

私の中の正解はみんなの中の不正解で、みんなの中の正解は私の中の不正解。そんなのこと世の中にザラにあるけど、自分中心で回ってると気づけない。相手のためにとか言ってる心の奥底で、実は自分のためだったりする。

自分の物差しで他人を測るな。

がん検診は自分を大切にするための1つのツールにしかすぎない。受けて欲しいとは思うけどみんなにガミガミ言うことはなくなった。これは綴り続けてきたからこそわかったこと。

 

どれが心に引っかかるブログや言葉かは、人それぞれだと思う。引っかからない人もいる。同情されたいんだなって思う人もいる。みんなに響けなんて思ってない。
私は私の生き方を好き勝手に記してるだけ。
それでも最近ブログ読んで会いたいと思いました!と見知らぬ人から連絡をいただけることが増えて、自分の想いや言葉を世に出すということに、ますます身が引き締まります。想いを共感してくれてありがとう。そして実際に会ってくれる度胸のある方たち、本当にありがとう。

 

 

母さんが伝えたかったこと

母さんを殺したがんを悪と思わなくなった。

母さんは家族に、私に、何かを気付かせたくて体を張ってがんになってくれたんだと思う。ずっともがいてきて、今はこの答えに行き着いた。もしかしたら過去を美化しているのかもしれない。でもこれは自分自身で出した答えだから、誰のせいでもない。

 

自分が本当にやりたいことをしているときは、体は壊れにくいと最近思う。

本当はこれがしたいけど中々できなくて、自分の中でぐっと我慢してないかな?

本当はやりたくないのに嫌々やっていて、断れなくて、心がもやもやしていないかな?

「やりたいんです!やります!」って口では言ってるけど、よく見られたい一心で背伸びしていないかな?

 

心は小さな悲鳴をあげ続けている。適度に息抜きできてたら良いんだけど、人間悲鳴あげ続けてたら倒れるよね。心も、そんな感じな気がしてきた。

 

母さんは

人の顔色ばかり伺ってないで、自分のことを大切に自分の気持ちにフタをするのはやめなさい

これを伝えたかったのかなって思う。

 

私の味方は私自身。私の声を聞くこと。

嫌なら嫌って叫ばせてあげればいい。

泣きたくなる気持ち我慢させなくていい。

したいことがあるならすればいい。

会いたい人がいるなら会いにいけばいい。

 

自分の気持ちに素直に行動できないのは

誰かのせいじゃなくて、何かを言い訳にして

自分自身で待ったをかけてるだけ。

 

 

私がやりたいこと

体が悪くなったら病院に行く。っていう今の日本の流れが嫌い。体を悪くしないために、地域で私ができること、想いを、知識を伝え方を探して、話して、試して、伝えて、感じて、私にしかできないことをしたい。

ちなみに私は今年もがん検診受けます。

 

 

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今年も母さんの周りには素敵な笑顔が集まりました。

 

 

命日の1週間前。

部屋を掃除していたら本の間から封筒が一枚。

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まーたこんなタイミングで出てくるの母さんらしいわ。泣きそう。相変わらず私、母さんと似てるなぁ。

抗がん剤治療中っぽいけどすごい幸せそうだなぁ。 父さん顔出しごめんね。

 

ガンだから不幸とは限らない。

幸か不幸かなんて自分で決めたら良い。

 

 

 

みなさんは
自分のこと大切にしていますか?

 

悔いのない人生を。

 

H30.04.24 たなかめぐみ